貧民には安物がお似合い

midget2009-04-20

会社で腹が立つ事があって、やってられなくなって定時ダッシュで退社。
ちょっと混んでる4号バイパスをダラダラ走りながら帰ってくると、道沿いのVWディーラーで新型ゴルフを発見。さすがにH20年1月登録の国産車に乗って輸入車ディーラーへ入るのは気が引けるので、隣のドンキホーテに車を停めてちょっと見せてもらってきた。
なんだかトヨタの車みたいだった旧V型に比べると、このVI型はなかなかカッコいいな、と思った。店の前にあった展示車の周りをうろうろしていると、40過ぎくらいの営業さんがやってきて声をかけられる。「冷やかしです」と行ったのだが、「ぜひ座ってみて下さい」との事だったので運転席に潜り込む。たしかにドアは重くて閉めるとバスッといい音がした。だからといって剛性とは全然関係ないと思うけど。VWは内装の精度がどうこうと聞いた様な気がするが、それほど良い物とは思わなかった。これはきっとオイラの目が節穴なんだろう。エアコンのダイヤルが2個あって左右独立で調整できるらしい。この大きさの車でそこまで必要なのだろうか。あちこち弄っている傍らでアウトバーンがどうだの輸入車の登竜門だの、カー○ラやNA○Iの提灯記事みたいな説明をされた。リヤシートに座ると、背もたれの角度が急なのが気になる。トランクはアクセラより前後方向に狭い代わりにかなり深い。
猫も杓子も「いい車だ」というんだから、きっといい車なんだろう。1.4リッターターボで7速のツインクラッチミッションが載って275万円。物の価値の判るそこそこのお金持ちが乗る車だと思う。オイラみたいな貧乏人には2.3リッターターボなのに250万円の安物アクセラがお似合いだ。
「試乗しませんか」「カタログいかがですか」と言われたが、名前とか住所を書かされそうだったので断り、名刺だけ頂いてディーラーを後にした。展示車として並んでいる旧型には「35万円引き」「40万円引き」の文字。マツダ地獄も真っ青の叩き売りだな。輸入車ディーラーも大変だねえ。