モノを見る目もお金もありませんが何か?

midget2006-11-23

オイラは一応機械系のエンジニアでして、工場生産設備の設計に携わる仕事をしていると
「電気制御部品は時代の流れに沿ってどんどん新しくなる前提なので、長期間使用の場合耐久性や部品供給に不安が残るが、機械部品は物理的に完全に壊れなければ修理や代替部品でなんとかなる」
という考えになるんですね。例をあげるとキャブのミニとインジェクションのミニ。扱いやすいのはインジェクションですが、CPU基盤が壊れると大変。キャブはチョーク引いたり調整めんどくさいけど、部品はいくらでも出てくるし新しく作ることも可能。どっちが良い悪いとかの問題ではありませんが。
で、本題。このオイルヒーターは一昨年の秋に購入したイタリア某D社のもの。雑誌などでよく「オシャレで便利なおすすめ家電」みたいな感じで紹介されています。スイッチやタイマーが機械式なのでシンプルで壊れにくいですよと。
というわけで長く使えるなら多少高くてもとボーナス突っ込んで買ってみたんですが、いざ実際使ってみると温度設定もタイマー設定も非常にわかりにくい。さらに、そのシンプルで壊れにくいはずのオイルヒーターが今年の2月に壊れたんですよ。まあ元の値段が高いだけあってメーカー保証が3年ついてて修理費用が発生しなかったのが幸いですが、修理に出して戻ってきたのが約1ヵ月後。店員いわく「修理後は半年間の保証がつきます」
えーと、「シンプルな部品を交換するだけの修理のため」に寒い時期に1ヶ月間使えず、暖房器具がいらない春以降に6ヶ月の保証がつくんですか。すごいですね。さすがイタリア製といったところでしょうか。
まあ、お金が無いくせによく調べもしないで「ちょっと高いけどとりあえず有名メーカーだから大丈夫だろう」と安易な考えで買ってしまったオイラがバカなのは認めますが、うちみたいに家計が火の車な方はホームセンターあたりで半値以下で売ってる無名メーカーものを買ったほうが良いと思われます。逆に「我が家では外国製のオシャレなオイルヒーター使ってます」とかwebサイトやブログで自慢するような変わった趣味をお持ちの方にはオススメですね。
まあ、故障に怯えながらも使い続けるしかないんですけどね。なんだかなあ。