仙台の寿司屋って鰤が無いんだよなあ

midget2005-05-24

富山県滑川市にて。
おととし結婚して新しく本籍を作るまで、オイラの本籍は滑川市にあった。
いわばルーツである。オイラの父親のお墓も滑川市のお寺にあり、2年ぶりに墓参り。立派な親不孝者である。神も仏も信じず、仏壇や葬式や法事なんてアホくさいと思う罰当たりなオイラだが、さすがに遺骨が入っているお墓の前で父のことを思い出すと涙が出る。一応オイラも人間らしい。
祖父の墓は別の共同墓地にあり、そちらにもお参り。祖母は海寄り魚津市近くの特別養護老人ホームにいるのでこれまた2年ぶりに会いに行く。オイラは死んだ父親(=祖母の長男)にそっくりなので祖母は会うたびに父の子供の頃のことを涙を流しながら何度も何度も繰り返し話す。切ない。


富山市内へ戻り、昼食は回転寿司で食べた。宮城県は魚や寿司がうまいと言われるが、北陸育ちで仙台に移ったオイラは全然そう思わなかった。北陸のほうが魚も米もうまいと思う。
駅周辺の通りには路面電車が走っていて、それを見ると「ああ、富山に帰ってきたなあ」と実感する。ずっと地元に根付いて親の側で生活するのは便利な事も多いだろうけど、たまに帰る故郷があるっていうのも、それはそれで素晴らしい事だ。

母方の祖母は手術時の麻酔のせいで意識がはっきりせず、幻覚を見たりしてたまに訳の分からないことを言ったりするが、オイラが遠い仙台から見舞いに来ていることは判るらしく名前を呼んで
「久しぶり、遠くからわざわざありがとう。」
と言った。年寄りが手術すると麻酔から醒めた後そのままボケてしまうことも少なくないそうだ。祖母は91歳。今回の手術で腸をほぼ取ってしまって、今後は人工肛門になるらしい。頑張ってもとの生活に戻って欲しいと思う。