育児スレで学んだこと。

midget2005-08-06

出産祝いのお返しを買いに街へ出かけた。七夕で道が混んでるだろうから地下鉄で。
お祝いやお返しは難しい。昔からオイラは基本的に現金もしくは金券にしている。自分にセンスが無いのは十分承知しているし、相手のいらない物を送るのも気がひけるし、いらないものをもらうのも迷惑なのだ。「気持ちだからお返しはいらないよ」とは言うものの、もらったものには必ずお返しが発生する。そしていらないものをもらったとしても「こんなのイラネ」なんて言うわけは無く、「ありがとう。すごく気に入ったよ」と言わざるをえなかったりする。ホントに難しい。

2ちゃん育児板のお祝いスレを見ると、もらって嬉しかったものイラネーもの皆好き放題書き込んでいたが、欲しいものはやはり現金、金券が圧倒的に多かった。次点は洗剤、食べ物、飲み物などの「消えもの」。

スレにもいくつか実例が書かれていたし、実際オイラも体験した事をひとつ。
母の親しい友人からお祝いということでベビー服とおもちゃが送られてきた。服にはラルフローレンと書いてある。ブランドものだ。おもちゃはコンビのもの。お返しの額を決めるために早速ネットで値段を調べる。トータルすると1万円くらいだろうか?あんまり交流のない人から結構いい値段するものを頂いてしまった。後で母に聞いたら、その友人の息子夫婦に子供が生まれたとき母がお祝いを贈った経緯から今回オイラに贈られてきたのだろうとのことだった。服は今の息子には大きいので半年後くらいには着れるだろうか。
お祝返しは半返しが基本だ。パターンを2つ紹介する。

パターンA
現金で10000円お祝いを頂いた。お返しはそのお金で5000円分のデパート商品券を買う。送料を1000円払っても手元には4000円残る。これは必要なベビー用品の購入資金にしたり、子供の将来のために貯金したり出来る。

パターンB
ベビー服とおもちゃ約10000円分頂いた。この場合お返しの5000円+送料1000円は手出しになってしまう。結局は家計から6000円を払って半年後に着る(自分では買わないようなブランド物の)服を買ったのと同じである。


子供のためにお祝いをもらって嬉しいし、大変ありがたい。とはいうものの、さて上の2つのパターンでもらう側が嬉しいのはどちらでしょうか?
「何をセコイことを言ってるんだ」「現金なんて味も素っ気も無い」と思う方もいらっしゃるでしょうが、妊娠した奥さんは一時的に働けなくなり収入が減るうえにベビー用品準備や入院費用で物入りな上、生まれた後もおむつ代やミルク代がかかる。旦那が高収入や祖父母が大金持ちならともかく、フツー以下の家はシビアなのである。


で、スレで固まりつつある結論。

・物を贈る時は相手夫婦のセンス(特に妻)を100%把握しておく。またはリクエストを聞く
奥さんに「子供にこんな服着せたくねえ」なんて思われたら一生タンスの中である、とのこと。

・親戚ならともかく、どんなに親しくても友人の場合は5000円程度にしておく
懐に余裕の有る独身者Aが友人Bの出産祝いに10000円贈ったとすると、Aが結婚し出産した場合、BはAに10000円贈る必要が有る。しかし子育て中のBの家計から10000円をひねり出すのは非常に苦しい。独身者の10000円と既婚子有りの10000円は重さが非常に違うということらしい。

・なんだかんだ言って現金が無難
結局一番喜ばれる

ちなみに「全返し」は縁切りを意味するそうだ。恥ずかしながらオイラは知らなかった。たしかに全返しだと「いらねー」って意味だもんなあ。2ちゃんねるで勉強することもたまにはあったりする。

というわけで山のように商品券の束を抱えて帰ってきた。息子の写真入りお礼カードをつけて、明日は発送作業だ。ふぅ。