所詮あなたも同じ穴のムジナでしたか

midget2005-08-11

福○礼一郎氏の新しい本が出たってことで立ち読みしてみたのだが、非常にがっかりした。
新型のロードスターについて本人が試乗もしていない状況で「軽量化にこだわったと言うが、RX-8の部品を使って重くなった分を軽くしただけで旧型と比べると重い。これで軽量化と言えるのか」と頭から非難。

RX-8の部品を流用して旧型より重くなっているようではダメ」と言ってるようでは「スカイラインは5ナンバーサイズ直6ターボ丸テールじゃないとダメでちゅ」と、現実を無視して理想ばかり語る人たちと同じでしょと。仮にも自動車評論家なのだから、成り立ちを非難するにしても素人とは違った提案などは出来ないものか。自分で車をばらしてレストアして本を出してるくらいだから車を構成する部品のコストについては人一倍わかっているはずでしょう?「専用設計で軽量材料使ったサスとシャシで車重1トン切りました。値段は500万円です。」のような車をマツダに作れと言うのがあなたの結論ですか?
実際、新型ロードスターは軽いと思う。エンジンが1600cc、FFのニューミニがあの大きさで約1100kg。それより一回り大きく、後輪駆動な上2000ccのエンジンと6速の変速機積んでもロードスターは重量同じくらい。それで価格は200万円台。自動車評論家のみなさんの大好きなドイツやイタリアのメーカーがそんな車作れるとは思いませんけど。よっぽど日本車が嫌いなようですね。
福○氏が昔出した読み物やロールスのレストアの本などは今でも愛読しているけど、「自動車評論家」としては、オイラの中では正直、特大Gや国シ尺などと大差ないレベルにまで落ちました。「車は軽いほうがいい」と昔から繰り返し言ってるにも関わらず「ドイツ車は重すぎるのではないか」とは口が裂けても言わないのでは所詮N○VIやカーグ○フィックの提灯記事ライターと同じ。
シャシを新設計して2代目+10kg程度で仕上げた3代目ロードスターをクソ扱いする福○氏の理論で言うと、外装、内装程度しか変わってないのに初代より10kg以上重くなった2代目ロードスターこそ真のクソではないのか?
せっかく久々に車雑誌を買おうと思ったのになあとがっかりしてたらとなりにぺらぺらの安い自動車雑誌があったので読んでみた。どうもドイツで出版されている自動車雑誌の日本版らしい。10万キロ走ったアテンザをばらして「耐久性は全く問題なしで総合ランキング1位」とかコルトとスマート4Four比べて「コルト圧勝」とか書いてある。同クラス車による比較テストも、走りや内装の質感のほか新車価格、保証、ランニングコスト、保険料率、サービス体制まで加えたトータルで評価している。日本ではこういう比較をしてしまうと値段が違いすぎる欧州車は絶対勝てない。
実際問題として国産車に乗っている人たちはこういう輸入車を前面に出した本は手にも取らないだろうし、欧州車に乗ってる人たちは欧州車が国産車に負けてる記事が載ってる本はまず買わない。結局この本、全然売れないんだろうなあと思うけど、せっかくだから廃刊になるまで買っていこうかな。AUT○CAR日本版もすっかりクソ雑誌に成り果てたことだし。