アメリカでも燃費の悪い小型車は売れないだろうねえ。

デリカスペースギアに乗ってた会社の先輩が、去年新型ステップワゴンに乗り換えたんです。ステップワゴンは4ATの2000ccで燃費がリッター10キロくらい。前のデリカはディーゼルだったんで乗り換えによってガス代がかさむようになっちゃったってんで、最近は奥さんのワゴンRで通勤してます。で、奥さんがステップワゴン乗っててバンパー擦っちゃって修理の代車にフィットが来たそうです。代車まで擦られちゃたまらんと先輩は奥さんにワゴンRを返してフィットで通勤してるってんでいろいろ聞いてみました。
「フィットってやっぱ燃費良いんですか?」
「俺の通勤(名取〜船岡ほぼ4号線バイパス)でリッター17kmくらいかな」
「すごいですね。ワゴンRより燃費いいんじゃないですか?」
「なんか加速に違和感があるけどね」
加速の違和感は多分CVTだと思われる。代車だから多分1300cc。カタログの24km/ Lには及ばないけどやはり燃費いいのね。うちのデミオは相変わらず13〜14km/Lをいったりきたりでして、現在走行距離48000kmだからレギュラー120円で計算してみると
デミオ48000km÷13.5km/L×120円/L=426,666円
フィット48000km÷17.0km/L×120円/L=338,823円、その差87,843円
約3年なので月あたりにしてみると2440円。う〜む。リッター13.5kmと17.0km、その差3.5km/Lは想像したよりは差が無いかなあ。ところで巷ではリッター10km走らないと言われている輸入車コンパクト特にニューミニやポロなど重いドイツ勢、13.5km/Lとその差は3.5km。ハイオク130円で計算してみると
48000km÷10km/L×130円/L=624,000円
月あたりにするとデミオより5481円、フィットより7935円ガソリン代がかかる。同じ3.5km/L差でも全然違うね。これに点検費用とか地道に足してくと維持費の差は恐ろしいことになるわけで、コンパクトカーといえども輸入車はやっぱりお金持ちが乗るものなんですね。ミニやMGを「これしかない!」と思って買ったあの頃のような熱い思いを起こさせてくれる車は今は無いんです。だったら金のかからん国産車のほうがいいやね。
しかしフィットはすごいねえ。欧州でも評価高いみたいだし原油高の影響もあってアメリカでも売り始めるとか。日本ナンバーワンコンパクトカーは伊達じゃない。欧州車乗り曰く「車音痴」だらけの日本で生まれたコンパクトカーが世界を制覇する日が近いのかも。