FF250馬力オーバー初体験

先日デミオの荷室静音化作業をしていたとき、リアシートを跳ね上げる時に引っ張るベルトがプッツンと切れてしまいました。どうせ延長保証でタダだろうからさっさと直してもらおうと休日出勤の会社帰りにマツダディーラーへ寄ったんです。でもなんか店員さんが少ないなあと思ったら、今日はサービス工場だけやってて営業さんは休みだそう。デミオの修理の事を伝えて、待ち時間に展示車を物色していると、ありましたよ例のマツダスピードアクセラ。
「中見せてもらいたいんですけどカギ開けてもらえますか？」
「いいですよ。よかったら乗ってみますか？」
「あ、はい。是非お願いします。」
「じゃあこちらカードキーなんで助手席に置いといて下さい」
「え？一人で乗ってきていいんですか？」
「暴力的な加速しますんでお気をつけて」
ラッキーと思いつつも、オイラ一人で大丈夫かしら？不安になりながらエンジンスタート。とりあえずいろいろ感触を確かめながら286号線に出て、前方に車がいないことを確認して２速で踏み込んでみると・・

「うぎゃああああああああああああああ」
いやね、オイラあんまり速い車って乗ったこと無いもんで、なんかもうこのままワープするんじゃないかって思いました。ようやく少し落ち着いてから家の近くまで走ってきて、そこら辺ぐるぐる回ってみたんですけどね、デミオよりボディ一回り大きいからか安定してるし、2300ccもあるからターボ効かない2000回転とかでもスルスル走るし、18インチ履いてる割には乗り心地いいし、車内も荷室もデミオより多少だけど広いし、なんだかすっかり気に入っちゃってもう乗り逃げしようかなって思ったくらい。でも、家の近くの長い直線道路で1→2→3速のフル加速を２〜3回繰り返してから、しみじみ思ったんですよ。
「オイラみたいなヘタレがこんな車に乗ってたら、いつか必ず事故るよなあ」
ディーラーへ戻ってサービスさんへお礼を言って、デミオに乗り換えたとき、なんだかホッとしました。ためしにフル加速してみたけどあまりの遅さに笑ちゃったのよね。スピードとか加速って麻薬だなあ。でも、あんな車が240万だってんだから、デミオに変わる次期主力戦闘機の候補の1つに入ることは確実だな、と思った今日この頃です。