喜びと悲しみと悲しみと

生産技術の仕事をしている入社8年目のO君。彼は中古の3クーペでBMWにはまり、鬼ローンを組んで新車のZ3を買ったもののすぐに事故って廃車、保険金で中古のMクーペを買ったというすごい車歴の持ち主。不人気車とはいえ新車で800万円以上したMクーペが安月給のうちの会社の駐車場にとまっているというのは、思いっきり場違いな感じでした。
オイラは車のクラブを辞めてから誰かと車の話をするのがめっきり減ってしまい、O君も普段車の話をする相手がいないらしく、2人で仕事の合間によく車の話をしていました。とは言っても、大抵「あそこが壊れました」とか「ここが調子悪くて」とか「維持費が半端じゃないです」とか良くない話ばかり聞かされていました。「MシリーズとはいえBMWってここまで手と金のかかるものなのか」とオイラはちょっと引いたものです。
で、先日の静岡と佐賀出張中ずっと一緒に行動していたんですが、移動中の新幹線の中で・・
「先週Mクーペ売ってきました。」
「あ、そう。ついに売ったのか。ローンとかもう残ってないの?」
「売ったお金でローンの残り払って、あとMRワゴン買いました。」
「O君が軽自動車で会社通うの?」
「嫁さんのスイフトを俺がのって、嫁さんに新車のMRワゴンを与えます。」
「そっかー。」
「未練が無くは無いけど、すっきりしました。外車はもうたくさんです」
O君の家はまだ子供がいなくて共働きなので、なんとか維持できるんじゃないのかなあ〜残念だよなあ〜と話していたら、
「実はもうすぐ子供が生まれるんで」
ああ、それはおめでたい。それじゃあ車はしょうがないね。納得しました。
ところで、その2月の出張で「休日出勤が多い設備部門には絶対異動したくない」と言っていた生産技術のO君ですが、この3月の人事異動でオイラが今いる設備部門への配属となり、かなりテンション下がっています。喜んだり落ち込んだり忙しいねえ。