一流企業のB級ブランド

midget2010-04-01

そろそろ買い時かなと先日近所の電気店液晶テレビを物色していたオイラに、最初に声をかけてきたのは背中に「MITSUBISHI」の文字が入ったジャンパーを着た、奥様曰く「Wコロンの根津っち」似のちょっと気弱そうなおっさんだった。
「うちはお金がないので、できるだけ安く上げるために外付けハードディスクに録画できる37インチのレグザを買おうと思っていたのだけどすでに売り切れみたいですね」
と話をしたら
「よかったらうちの製品の話聞いてもらえませんか?」
じゃんじゃん広告を流してるアクオスビエラブラビアやレグザと違って、リアルなんて知ってる人のほうが少ないと思う。オイラもほとんどノーマークだった。確かにCMなんて見たこと無いし、そもそも店頭に商品がほとんど無い。
「決して性能的には劣ってないんですけど、何しろ知名度が・・」
と自虐的に笑うおっさん。こういう人は嫌いではない。
「パソコン用の液晶ディスプレイはそこそこ有名だし、うちのアップル製17インチCRTは確かダイアモンドトロンですよ」
と話をしたら
「そうなんですよよくご存知で」
と嬉しそうに笑った。
家電ではマイナーかもしれないけど、工場で生産設備に携わってるオイラからすれば、モータだのインバータだのシーケンサだの電磁クラッチだのお世話になりっぱなしの超一流メーカーである。あんまりブランド名にはこだわらないし、どうせ買うならこのおっさんから買いたいと思い、そんなこんなで家と電気店を3往復ほどして値引き交渉の結果、スタンダードモデルとはいえ、40インチの液晶テレビとWチューナー付きのブルーレイレコーダーの組み合わせで145000円まで下げてくれた。HDMIケーブルとリサイクル料入れても15万円ちょっと。さすがにkakaku最安値よりはちょっと高いけど、配送設置込で5年保証も着いてるのでこれで決着。
ものは今日届いたばかりでまだ全然触ってませんが、とりあえず狭い我が家のリビングで圧倒的な存在感を放っています。念願かなって感無量。う〜む。